終身雇用制も崩れ、大会社が40歳代で早期退職者を募るのも珍しい話ではなくなりました。
そんな背景からか、不動産投資は一昔前のように「贅沢」「大穴」的な興味よりも、将来の生活を安定させたいとか、生活費の足しなどの動機が増えたようです。
今の世代の人たちが老後の不安を感じるのは当たり前です。
一方、70代以上の財政状況は、年金の額が600万円を越える人もいるといいます。
それだけあれば、安心して老後を過ごせるでしょう。
しかし、社会保険料や税金の負担は増えるばかり、少子化により、この状況はもっと悪化するのではという不安というか確信めいたものすらあります。
長生きすることはリスクなのでしょうか。
今の世代が老後に、多くの年金、貯金を持つのは至難のワザといえるでしょう。
そんな世代に不動産投資熱が上がった理由が、アベノミクスの影響があります。
日銀の金融緩和政策により、銀行が不動産購入資金を積極的に貸し出すようになりました。
サラリーマンが銀行から融資を受けて、不動産投資に比較的容易に参加できるようになったのです。
しかし、昨今のアパート投資で起こった偽造融資などの問題から、各銀行の融資の引き締めが始まりました。
副業としての不動産投資をするならば、本業で金を稼いでおくことを忘れてはいけません。
無理なローンが組めないのは不幸中の幸いと考え、よりよい物件を買うために労働市場での価値を高めておきましょう。
せっかく投資するのなら失敗したくありません。
良い物件を見つけるためには、気持ちの余裕、資金の余裕が必須です。
安ければ安いほど良いと考えていると、優良な物件と出合うのは難しくなるばかりです。
まずは本業で稼いでおくこと。
そしてお金の計算に強くなっていくことです。